古希祝いに母が喜ぶ実用的プレゼント5選｜選び方のポイントも解説

お母さまの70歳の記念すべき古希祝いに、どのようなプレゼントを贈れば良いのか迷っていませんか？

古希祝いのプレゼントでお母さまに喜んでもらうには、日常生活で長く愛用してもらえる実用的なアイテムを選ぶのがポイントです。

この記事では、古希祝いの基本知識から始まり、お母さまに本当に喜ばれる実用的プレゼントの選び方のポイント、おすすめのアイテム5選まで詳しく解説します。さらに、最近人気の体験ギフトという新しい選択肢もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

古希祝いとは？意味と基本マナーを押さえよう

古希祝いについて正しく理解することで、より心のこもったお祝いができます。まずは古希の意味や基本的なマナーについて確認しておきましょう。

• 古希は70歳を祝う長寿行事
• 紫色がテーマカラーになる理由
• 古希祝いを贈るベストタイミング
• 古希プレゼントの相場目安
• 避けたいNGギフトと注意点

古希は70歳を祝う長寿行事

古希（こき）とは、70歳を迎える方の長寿をお祝いする行事です。もともとは「古稀」と表記されており、中国の詩人・杜甫の詩の一節「人生七十古來稀なり」（70歳まで生きる人は古来より稀である）に由来しています。

医療が発展した現代でも、70歳という人生の節目を祝う習慣として古希祝いが定着。古希祝いは、これまでの人生への感謝と、これからも健康で長生きしてほしいという願いを込めてお祝いする大切な行事です。

紫色がテーマカラーになる理由

古希祝いのテーマカラーは「紫色」です。これは昔から紫色が特別な色として崇められ、位の高い人だけが身につけることを許されていたためです。

聖徳太子が定めた「冠位十二階」では、最高位にあたる色が紫でした。このように紫色は高貴さや品格を象徴する色として扱われており、長寿への敬意を表す意味で古希祝いに用いられるようになりました。

また、紫色には「尊敬」「優雅」「気品」といった色言葉があり、人生の豊富な経験を積まれた70歳の方にふさわしい色といえるでしょう。

古希祝いを贈るベストタイミング

古希祝いを行う時期に厳格な決まりはありませんが、一般的には以下のタイミングが選ばれます。

数え年と満年齢のどちらでお祝いするかについては、現在では満年齢70歳でお祝いするのが主流となっています。昔は数え年で行われていましたが、現代では満年齢で年齢を把握することが一般的になったためです。

お祝いの日程については、70歳の誕生日前後、敬老の日、お正月、家族が集まりやすいお盆などが人気です。最も大切なのは、お母さまの体調や都合に配慮して無理のない日を選ぶことです。

古希プレゼントの相場目安

古希祝いのプレゼントの相場は、贈る方との関係性によって異なります。以下の表を参考にしてください。

食事会や旅行を含む場合の予算調整

お祝いの内容によっても予算は変わります。例えば、食事会を一緒に行う場合は「食事代+プレゼント代」、家族旅行をプレゼントする場合はより高額になることもあります。

複数人で連名で贈る場合は、事前に予算や支払い方法について話し合っておくと、金額差が生じずにスムーズに進められます。

避けたいNGギフトと注意点

古希祝いでは、縁起が悪いとされるものや相手を不快にさせる可能性があるプレゼントを避ける必要があります。

縁起の悪いとされるアイテム

櫛（くし）は「苦」や「死」を連想させるため、長寿祝いには適していません。また、白いハンカチは亡くなった方の顔にかける白布を連想させるため避けましょう。

お茶も香典返しによく使われるため、弔事を連想させる可能性があります。靴や靴下は「踏みつける」という意味から、目上の方への贈り物としてはふさわしくありません。

年寄り扱いされたと感じるアイテム

まだまだ元気な70歳のお母さまには、杖や老眼鏡といった「いかにも高齢者向け」のアイテムは、本人からのリクエストがない限り避けた方が無難です。長寿祝いとはいえ、年寄り扱いされたと感じる方もいらっしゃいます。

紫と白の組み合わせも仏花を連想させるため、花束を贈る際は注意が必要です。

母の古希プレゼント選びのポイント

お母さまの古希祝いのプレゼント選びでは、単に高価なものを贈るだけでなく、相手の気持ちに寄り添った配慮が大切です。喜ばれるプレゼント選びのポイントを詳しく見ていきましょう。

• 健康と癒やしをサポートする実用性
• 紫や上品パステルで特別感を演出
• 名入れ・メッセージで唯一無二に
• 日常の負担にならない軽量・簡単操作
• 感謝の言葉をカードに添える

健康と癒やしをサポートする実用性

70歳という年齢を考慮すると、健康維持や日々の疲労回復をサポートするアイテムが特に喜ばれます。お母さまが毎日を快適に過ごせるような実用的なプレゼントを選びましょう。

例えば、マッサージ機能付きのクッションやネックピローは、肩こりや腰痛の軽減に役立ちます。また、良質な睡眠をサポートする高級パジャマや快適な枕なども人気です。

健康グッズを選ぶ際は、操作が簡単で日常的に使いやすいものを選ぶことがポイント。複雑な機能よりも、シンプルで確実に効果を感じられるアイテムが喜ばれます。

紫や上品パステルで特別感を演出

古希のテーマカラーである紫色を取り入れることで、お祝いらしい特別感を演出できます。ただし、紫一色では重い印象になる場合もあるため、上品なパステルカラーと組み合わせるのもおすすめです。

ストールやカーディガンなどのファッションアイテムであれば、淡い紫やラベンダー色が上品で日常使いしやすいでしょう。プレゼント本体が紫でない場合は、ラッピングやリボンに紫色を使うという方法もあります。

最近では、古希祝いでも紫色にこだわりすぎず、お母さまの好みの色や似合う色を選ぶ方も増えています。

名入れ・メッセージで唯一無二に

古希という人生の節目には、世界でひとつだけの特別なプレゼントが喜ばれます。名前やメッセージを刻印できる名入れギフトは、思い出に残る贈り物として人気です。

湯呑みやフリーカップに名前を入れたり、フォトフレームに「祝古希」の文字と記念日を刻印したりすることで、特別感が格別に高まります。

オーダーメイドの似顔絵や、家族写真を使ったオリジナルアルバムなども、世界にひとつだけの思い出深いプレゼントになるでしょう。

日常の負担にならない軽量・簡単操作

70歳のお母さまへのプレゼントでは、使いやすさを重視することが大切です。重すぎるものや操作が複雑なものは、かえって負担になってしまう可能性があります。

家電製品を選ぶ場合は、ボタンが大きくて見やすい、操作方法がシンプルなものを選びましょう。取扱説明書を読まなくても直感的に使えるものが理想的です。

また、持ち運びが必要なアイテムの場合は、軽量で持ちやすいデザインのものを選ぶことで、お母さまの日常生活をサポートできます。

感謝の言葉をカードに添える

どれほど素晴らしいプレゼントでも、気持ちが伝わらなければ意味がありません。プレゼントには必ず感謝の言葉を綴ったメッセージカードを添えましょう。

「いつまでも健康で長生きしてください」「今まで育ててくれてありがとう」といった心からの言葉は、どんな高価なプレゼントよりも価値があります。

手書きのメッセージは特に温かみがあり、お母さまにとって宝物のような存在になることでしょう。日頃なかなか口にできない感謝の気持ちを、この機会にしっかりと伝えてください。

母に喜ばれる実用的プレゼント5選

ここからは、70歳のお母さまに本当に喜ばれる実用的なプレゼントを5つのカテゴリに分けてご紹介します。毎日の生活で実際に使ってもらえる、心のこもったアイテムを厳選しました。

• 紫系カシミヤストール
• 名入れ紫檀ボールペン＆ペンケース
• 紫ベースのプリザーブドフラワー時計
• 低糖質和菓子・羊羹ギフトセット
• 軽量コードレス肩マッサージャー

紫系カシミヤストール

古希のテーマカラーである紫色を上品に取り入れた、高級カシミヤストールは実用性と特別感を兼ね備えた理想的なプレゼントです。

カシミヤは軽くて暖かく、肌触りが非常に良いため、70歳のお母さまにも負担なく身につけていただけます。紫色といっても、淡いラベンダーや上品なパープルグレーなど、年配の方にも似合う落ち着いた色合いを選ぶことがポイントです。

季節を問わず使えるカシミヤストールは、外出時の防寒から室内でのひざ掛けまで幅広く活用できます。上質な素材のストールは長く愛用してもらえるため、古希という特別な記念にふさわしいアイテムといえるでしょう。

贈る際は、美しい化粧箱に入れ、紫色のリボンを添えることで古希祝いらしい特別感を演出できます。

名入れ紫檀ボールペン＆ペンケース

高級木材である紫檀を使用したボールペンとペンケースのセットは、実用性と品格を兼ね備えた素晴らしいプレゼントです。紫檀の深みのある色合いは、古希のテーマカラーである紫にも通じる上品さがあります。

お母さまのお名前や「祝古希」の文字を刻印することで、世界でひとつだけの特別なギフトになります。日記を書いたり、家計簿をつけたり、お手紙を書いたりする際に、毎日使っていただけるでしょう。

書き味の良い高級ボールペンは、文字を書く楽しさを改めて感じさせてくれます。また、専用のペンケースがあることで大切に保管でき、長期間にわたって愛用していただけます。

木の温もりを感じられる天然素材のアイテムは、使うほどに味わいが深まり、お母さまとの思い出も一緒に刻まれていくことでしょう。

紫ベースのプリザーブドフラワー時計

美しいプリザーブドフラワーと実用的な時計を組み合わせたアイテムは、インテリアとしての美しさと機能性を両立した理想的なプレゼントです。

プリザーブドフラワーは生花を特殊加工したもので、水やりなどのお手入れが不要でありながら、生花のような美しさを長期間保つことができます。紫やピンクを基調とした上品な色合いで、お母さまのお部屋を華やかに彩ってくれるでしょう。

時計としての機能も備えているため、美しいだけでなく日常的に役立ちます。リビングや寝室のインテリアとして飾りながら、時刻を確認することができる実用的なアイテムです。

お母さまのお名前や記念日をプレートに刻印することで、さらに特別感のあるプレゼントになります。手間のかからない美しいお花は、お母さまに毎日癒しを与えてくれることでしょう。

低糖質和菓子・羊羹ギフトセット

健康を気遣う70歳のお母さまには、美味しさと健康配慮を両立した低糖質の和菓子ギフトセットがおすすめです。伝統的な和菓子の味わいを保ちながら、糖質を抑えた体に優しいスイーツです。

羊羹や最中、どら焼きなど、お母さま世代に馴染み深い和菓子を中心にしたセットは、懐かしさと安心感を与えてくれます。個包装になっているものが多いため、少しずつ楽しんでいただけるのも魅力のひとつです。

老舗の和菓子店が手掛ける低糖質商品は、味のクオリティも高く、健康に配慮しながらも満足感のある美味しさを楽しめます。

お茶の時間が楽しくなるような上品な和菓子セットは、お母さまの日常に小さな幸せをもたらしてくれるでしょう。賞味期限が長いものを選ぶことで、お母さまのペースでゆっくりと味わっていただけます。

軽量コードレス肩マッサージャー

肩こりや首の疲れに悩むお母さまに、軽量で使いやすいコードレス肩マッサージャーは非常に実用的なプレゼントです。コードレスタイプなら場所を選ばず、リビングでテレビを見ながらでも気軽に使用できます。

重量は500g程度の軽量タイプを選ぶことで、70歳のお母さまでも負担なく使用できます。操作は簡単なボタン操作のみで、強さの調整や自動停止機能がついているものが安心です。

肩にかけるだけでなく、腰や太ももなど他の部位にも使用できるタイプを選ぶと、より幅広く活用してもらえます。充電式で、フル充電で数回使用できるものが便利でしょう。

毎日の疲れを癒すマッサージャーがあることで、お母さまのQOL（生活の質）の向上に貢献できます。健康維持への意識も高まり、より積極的に体のケアに取り組んでいただけることでしょう。

体験ギフトという新しい選択肢も

最近注目を集めているのが、モノではなく「体験」を贈る体験ギフトです。お母さまの古希祝いにも、新しい選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。

• モノが増えず思い出が残るメリット
• 日程変更が自由で体調に合わせやすい

モノが増えず思い出が残るメリット

70歳のお母さまの中には、「これ以上モノを増やしたくない」と考える方も少なくありません。体験ギフトなら物理的にモノが残らないため、そうした心配がありません。

代わりに残るのは、素敵な思い出と心地よい体験です。温泉旅行、美味しい食事、エステ体験、伝統工芸の体験教室など、普段はなかなか経験できない特別な時間を過ごしていただけます。

思い出は時間が経っても色あせることなく、何年経っても話題にできる贈り物になります。「あの時の体験は良かった」と、家族との会話のきっかけにもなるでしょう。

体験ギフトには、お母さまが「自分ではお金をかけないような贅沢な時間」を提供できるという魅力もあります。

日程変更が自由で体調に合わせやすい

体験ギフトの大きなメリットのひとつは、利用する日程を自由に選べることです。70歳のお母さまの体調や都合に合わせて、最適なタイミングで体験していただけます。

多くの体験ギフトサービスでは、有効期限内であれば日程変更が可能で、急な体調不良などにも柔軟に対応できます。これは高齢の方への贈り物として非常に重要なポイントです。

また、お母さまが一人で利用するのが不安な場合は、家族が同伴できるペアプランや、送迎サービスがある体験を選ぶことも可能です。

季節や天候を選ばない屋内での体験も多数用意されているため、一年を通じていつでも利用できる安心感があります。お母さまのペースで、無理なく特別な体験を楽しんでいただけるでしょう。

JTB「してね」なら、大切な人に感動体験を贈れる

JTB「してね」は、以下のような特徴を持った体験型のギフト券サービスです。

• 商品は贈る側が選ぶ
• 紙ベースのメッセージカードと一緒にギフト券が届く
• 全国各地の商品がラインナップされている
• 受取側は追加代金不要で利用できる（休前日を除く）

ギフト券の内容を贈る側が選ぶことで、「前から行きたいと言っていた沖縄のホテルを結婚祝いとしてプレゼント」など、相手に想いを込めたギフトが可能となります。

購入自体はデジタルで気軽にできる一方、贈り先には以下のような紙ベースのギフト券とメッセージカードが届くため、感謝の想いを「形」で伝えられる点も、「してね」の大きな特徴です。

商品ラインナップは全都道府県を網羅しているためお住まいの地域を問わずに利用でき、半年間の有効期限の中で受取側の都合で利用日が選べます。

また、旅行プランであっても季節による料金変動の影響を受けず、追加料金なしで利用できる（休前日を除く）点も、大きなポイントです。

公式HPはこちら

「してね」の詳細や利用方法は、こちらの記事でご確認ください。

大切な人に感動体験を贈れるJTB「してね」とは？その魅力と利用手順を紹介

JTBが提供するソーシャルギフトサービス「してね」を知っていますか？ 「してね」は、美味しいと評判のレストランやゆったりくつろげる温泉施設など、相手のために選びぬいたおすすめの体験プランを贈ることができる、新しいギフトサービスです。 「両親への感謝の言葉は照れくさくて言えずにいる」 「特別な日のサプライズプレゼントを探している」 「ありきたりなプレゼントはつまらない」 こんな悩みを持っている方は、ぜひJTBのソーシャルギフトサービス「してね」をチェックしてみてください。 きっと希望にぴったりの体験プランが見つかりますよ。

jtb-gift.com

2025.01.10

古希祝いにおすすめの体験ギフト

ここからは、70歳のお母さまの古希祝いに特におすすめの体験ギフトを3つご紹介します。いずれもお母さまに喜んでいただける上質な体験です。

山形/庄内あつみ温泉 高見屋別邸 久遠/ペア1泊2食付

開湯千年を超える歴史ある「あつみ温泉」で、心身ともにリフレッシュできる贅沢な温泉宿泊体験です。

アルカリ性度の強い泉質で、湯ざわりが柔らかく、じんわりと保温・保湿効果のある上質なお湯が自慢。和の情緒の中に機能的なモダンが感じられる宿で、6ヶ所の浴槽には異なる温度の温泉を湛え、特に露天風呂は源泉掛け流しのお湯をお楽しみいただけます。

お食事は日本海の海の幸と庄内の山の幸をご堪能いただけ、お母さまにゆったりとした上質な時間を過ごしていただけるでしょう。

東京/日本料理 芝桜 （ザ・プリンス パークタワー東京）/2名様 ランチまたはディナープラン≪懐石料理≫

東京タワーを望む高層ホテルで、日本の伝統を保ち素材の持ち味を生かした本格懐石料理を味わえる特別なプランです。

季節ごとに移り変わる日本料理の美しさと繊細な味わいを、洗練された空間でお楽しみいただけます。前菜・温物・造り・煮物・合肴・焼物・食事・デザートと、日本料理の真髄を堪能できるコースメニューです。

お母さまとご一緒に、上質な時間と美食のひとときを過ごしていただける贅沢な体験です。

京都/ソティス（ウェスティン都ホテル京都）/1名様 エステ≪ボディパーツトリートメント40分≫

細胞レベルから美しさを引き出すプロフェッショナルトリートメントで、極上の癒し体験をお楽しみいただけます。

フレンチモダンを想わせる濃紺と白を基調としたサロンで、お部屋ごとに「人が普遍的に美しい、心地よいと感じ取るもの」をテーマとしており、ゲストの気分や嗜好に沿った空間を提供します。

日頃の疲れを癒し、お母さまに贅沢なリラクゼーションタイムを過ごしていただける特別な体験です。

まとめ

古希祝いに母が喜ぶ実用的プレゼントのポイントは、お母さまの日常生活を豊かにし、健康と癒しをサポートする心のこもったアイテムを選ぶことです。

紫色のテーマカラーを取り入れつつ、名入れやメッセージで特別感を演出し、軽量で使いやすい実用的なアイテムを贈ることで、お母さまに長く愛用していただけるでしょう。

また、体験ギフトという新しい選択肢も、モノが増えず思い出に残る素晴らしいプレゼントとして注目されています。70歳という人生の節目を、心に残る特別な体験で彩ってみてはいかがでしょうか。

この記事でご紹介したおすすめギフト

• 山形/庄内あつみ温泉 高見屋別邸 久遠/ペア1泊2食付
• 東京/日本料理 芝桜 （ザ・プリンス パークタワー東京）/2名様 ランチまたはディナープラン≪懐石料理≫
• 京都/ソティス（ウェスティン都ホテル京都）/1名様 エステ≪ボディパーツトリートメント40分≫